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三好明美氏|鳥取県立図書館 支援協力課 学校図書館支援センター

すべての鳥取の子ども達のために!鳥取県立図書館は学校図書館を応援します!!

三好明美氏|鳥取県立図書館 支援協力課 学校図書館支援センター 学校図書館支援員 兼係長 兼高等学校課指導主事として主に高校(私学も含む)と特別支援学校(市立米子養護学校を除く)図書館をご担当されています。今回は鳥取県立図書館と学校連携についてお話しいただきます。

図書館リレートーク 三好明美氏三好 明美 氏(みよし あけみ)

大学卒業後、県立境高校で1年間講師を務めた後、正式採用。
司書教諭資格は平成11年に取得。県立鳥取商業高校で高校教諭(担当:国語科)として10年間勤務の後、県立図書館へ異動し、現在6年目。学校図書館支援員 兼係長 兼高等学校課指導主事として主に高校(私学も含む)と特別支援学校(市立米子養護学校を除く)図書館を担当。

図書館リレートーク 三好明美氏 ライン・グレー

早いもので、私が高等学校から県立図書館に着任して6年が経ちました。赴任当初、司書教諭の経験しかなかったので、自分に何ができるのか戸惑いも大きかったのですが、皆さんに助けていただきながら学校図書館活動のお手伝いをさせていただいています。 私の最初の職名は「資料相談員」その後、「学校図書館支援員」へと変更になり、3年前からは高等学校課指導主事も兼務し、学校司書だけでなく司書教諭や教員の支援も行うようになり学校との連携が進みはじめました。

さて、平成26年度からは、小中学校課指導主事を兼務した学校図書館支援員1名が加わり、平成27年4月には、都道府県立図書館では全国で初めて「学校図書館支援センター」(以下センター)が開設されました。同年度にはセンターを中心に県教育委員会全体で「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン」を策定し、「学校図書館活用ハンドブック」を作り現在に至っています。

以前から県立図書館は高校と特別支援学校への支援を行っていましたが、センター開設を機に、小中学校図書館に関しても自治体ごとにかかわるようになりました。

鳥取県では、平成14年度から全県立高校へ正規職員として学校司書を配置し、平成15年度には、学校図書館法で規定された12学級以上の学校に関わらず全学校へ司書教諭を配置しています。特に、小中学校の司書教諭は図書館活用のための時間が5時間、確保されています。県立特別支援学校には分校も含め全学校に学校司書(非常勤職員)が配置されています。

そんな環境ですので、県外の方からはよく「鳥取県は恵まれていますね。先進的な取組みですね!うらやましい!と言われますが、学校によって実態は様々です。現場の教職員は、あーでもない、こうでもないと模索の日々を繰り返しています。司書教諭も学校司書も1校にひとりずつしかいない専門職ですので、同じ職場の中でも図書館の悩みを分かち合い課題を解決していく仲間が少ないのが現状です。

そんな中、何度も学校へ訪問相談に伺い、様々な声をお聞きします。学校が違えばその数だけいろいろな課題があるんだなぁと実感します。訪問相談の目的は、今、困っていることの解決に向けて話し合い、情報交換をし、必要な資料の提供を行うことです。学校全体で図書館を活用していくように授業や行事に関わる具体的な方策を考え、現場が図書館の持つ力を信じて前向きに取り組んでいけるような、課題の解決につながる訪問相談を心がけています。

地道な取組みですが、より質の高い図書館教育活動を行っていく努力をし、それを継続していくことこそが一番の重要な点なのではないかと考えています。ひとつの学校の中だけで悩んでいても解決しないこともあるので、学校図書館支援センターが関わることで公共図書館や学校などが結びつくネットワーク作りにつながることを期待しています。

学校図書館支援センターが出来ると同時に、市町村立図書館や学校図書館等と上手く連携できたのは、今まで鳥取県立図書館が他の図書館などと構築してきた基盤があるからです。これからも、従来の学校図書館のあり方を大切にしながら、各市町村立図書館や教育委員会の学校担当課とも連携を取って、図書館活用教育を進めていきたいと考えています。

学校図書館支援センターの主な業務内容

  1. 毎日の宅配便と、2週間に一度の巡回車による返却本の回収・大量貸出の搬送システム。
    (高校、特別支援学校には直接送り、小中学校は所在地の市町村を通じて貸出します。)
  2. 高校、特別支援学校への学校訪問相談。東・中・西部各地区の高校に在籍する各地区の学校司書兼支援協力課係長と一緒に訪問。
  3. 学校司書兼支援協力課係長・高等学校課・図書館の連絡会(年2回)
  4. 学校司書等対象の研修会(小中特向け研修会年1回。高校特別支援学校向け研修会年2回)。
  5. 市町村単位や地区別学校研究会、市町村立図書館や教育委員会主催の研修会へ講師として派遣。
  6. 授業に活用できる図書資料見本セットの作成と貸出(市町村図書館を通じての貸出)
  7. 各地区に在籍する学校司書兼県立図書館係長を中心に、学校図書館活用キャンペーンの企画として「鳥取県高校生クイズ」を一斉に実施。





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